蝶ヶ岳の花 −2009
イワツメクサ(岩爪草) Stellaria nipponica |
ナデシコ科 ハコベ属 |
高山の砂礫地や裸地に生える多年草
高さ5-20cm 花径1.5cm葉2-4cm線形、花期7−9月葉の先に1-8個の
花をまばらにつけ、白色の花、花弁は5枚2深裂する。ハコベの仲間 別名オオバツメクサ
(岩爪草)
09/09/05 蝶ヶ岳山頂尾根
オヤマソバ(御山蕎麦)
Pleuropteropyrum nakaii タデ科オンタデ属
高山帯の砂礫地や岩場に生え、草丈10-50cmになり茎はしばしば紅紫色を帯び
葉は卵形で、葉柄は短く5−10mmと短い7月から9月ごろ、上部の葉腋から総状花序
白色−紅色を帯びた花を咲かせます。花冠は5深裂し、本・中部地方以北から北海道(日本固有種)
(御山蕎麦)
09/09/05 蝶ヶ岳山頂尾根
タカネナナカマド(高嶺七竈)
Sorbus sambucifolia バラ科ナナカマド属
高さ1-2m花径8mm花期6-7月花色やや紅色を帯びる。葉は奇数羽状複葉
小葉は3-5対 です。実は横向きにつき楕円形で大きい、葉全体に鋸歯がある。
09/09/05 蝶ヶ岳山頂尾根
ウラジロナナカマド(裏白七竈)
Sorbus matsumurana バラ科 ナナカマド属
高さ1-2m ウラジロナナカマドはハイマツの斜面横で大群落となって赤い実をつける
花は7月上旬 白色でまとまって咲き、上向きに実をつけます。 分布 樹林帯、這松帯に多い
09/09/05 蝶ヶ岳山頂付近
コケモモ(苔桃)の実
Vaccinium vitis idaea ツツジ科 スノキ属
高山の生える、5−20cmの落葉小低木白色で少し淡紅色の花を3−8個付ける
花は6−7mm下向きに咲く萼は赤く4裂する。、花期6−7月 分布 北、本、四、九
09/09/05 蝶ヶ岳山頂尾根
クロマメノキ(黒豆の木)
Vaccinium uliginosum ツツジ科スノキ属
別名アサマブドウ。ブルーベリーである。和名藍黒色の実による、秋は葉が鮮やかな
赤色になる、花5−7mm、樹高30−80cm高山、深山、北日本から中部地方まで。
09/09/05 蝶ヶ岳山頂尾根
オヤマリンドウ(御山竜胆)
Gentiana makinoi リンドウ科リンドウ属
高さ 20-40cm 花長 2-3cm 葉3-6cm広披針形 花期 8-9月 花は5裂し副片は短く
茎頂の葉脇に1−7個花がつきます花冠裂片があまり開かないので開花時も蕾にように見える。
(御山竜胆)
09/09/05 蝶ヶ岳お花畑
ミヤマトリカブト(深山鳥兜)
Aconitum nipponicum ssp. nipponicum
キンポウゲ科 トリカブト属 花期
8月中−9月下旬 花色は紫 大きさ3cm
亜高山ー高山帯の草原や林の縁に生え50ー150cm分布は東北地方、北アルプス
(深山鳥兜)
09/09/05 蝶ヶ岳お花畑
タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)
Tricyrtis latifolia ユリ科ホトトギス属
花期7ー9月山地の沢沿い北海道、九州、花色黄色地に紫色斑茎の高さ40-80cm
花のつき方茎頂と上部の葉の脇ににつく、花びら外花被片3、内花被片3花の大きさ2-2.5cm
09/09/05 登山道蝶沢付近
ハンゴンソウ(反魂草)
Senecio cannabifolius キク科キオン属
本州中部以北,北海道に分布する,高さ 1 ー2 mになる大型の多年草です。
花はキオン(黄苑)に似ていますが、葉が羽状に 3-7 深裂しているので容易に区別できる。
09/09/05 登山道蝶沢付近
ゴマナ(胡麻菜)
Aster glehnii var. hondoensis キク科 シオン属
高さ1-1.5m多年草花期 9-10月茎や葉は細かい毛が生えている花2cm葉は短い柄がある
長楕円形で、荒い鋸歯がある。茎の先に多数花をつける。分布、北、本、四、九 登山道、樹林帯
09/09/05 登山道蝶沢付近
カニコウモリ(蟹蝙蝠)
Cacalia adenostyloides キク科 カニコウモリ属
樹林帯ー西穂山荘 高さ60-90cm葉の幅10-20cm花の長さ約8mm樹林に群生する。
09/09/05 まめうち平
サラシナショウマ(晒菜升麻)
Cimicifuga simplex キンポウゲ科
サラシナショウマ属
高さ0.5-1.5m 花穂の長さ 20cm晒菜は 若芽を晒して食べることから言う
升麻はこの仲間の漢名 花期 8−10月 山地帯ー亜高山帯の林縁や草地に生える。
09/09/05 登山道蝶沢付近
ミヤマセンキュウ(深山川きゅう)
Conioselinum filicinum セリ科 ミヤマセンキュウ属
花期8−9月 高さ40−70cm葉身は薄く、ほぼ三角形、葉身は長さ14−25cm茎葉は
2−5個,葉の先が鋭く尖る 花序の径は約10cmで小さな花が密生,糸状の小総苞片目だつ
(深山川きゅう)拡大
(深山川きゅう)の葉
09/09/05 蝶ヶ岳お花畑
クロトウヒレン(黒唐飛簾)
Compositae Saussurea
nikoensis キク科 トウヒレン属
茎の稜になった部分や、葉のふちなどいたるところに、紫がかった
黒い色が入りますので、若葉はまさに真っ黒な葉が出てきます。雪渓下大曲り付近
09/09/05 登山道蝶沢付近
ハクサンフウロ(白山風露)
Geranium yesoemse Fr.et.Sav.var. nipponicum フウロソウ科フウロソウ属
高山の雪渓周辺の草地に生える。高さは50cm程度。花期は7ー8月。花色は紅紫色。花弁は5枚。
(白山風露)
09/09/05 蝶ヶ岳お花畑
ゴゼンタチバナ(御前橘)果実
Chamaepericlymenum canadense ミズキ科 ゴゼンタチバナ属
花期 6-7月亜高山を代表する植物輪生する葉が6枚にならないと花が付きません、
草丈 5-15 cm 花弁は4枚で白色・内側に10-20個の花が集まって咲く。 葉は6枚。
09/09/05 まめうち平
オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭)
Streptopus amplexifolius var. papillatus ユリ科 タケシマラン属
山地の林に生育する多年草、高さ50−100cm、花の大きさは1.5−2cm
花柄に関節があり(赤い果実の柄)途中でねじれています。 北海道、本州(中北部)
09/09/05 登山道蝶沢付近
オオヒョウタンボク (大瓢箪木)別名「嫁殺し」
Lonicera tschonoskii CAPRIFOLIACEAE スイカズラ科スイカズラ属
樹高1-2m 花の長さ1.5cm、葉は4−10cm倒卵形、花期7−8月
葉脇から長い柄を出し花を2個つける、赤く実が熟し瓢箪型に合着する。猛毒です。
09/09/05 登山道蝶沢付近
ベニバナイチゴ(紅花苺)
Rubus vernus バラ科キチゴ属
花期 6−7月草丈1 m、花径1.5-2cm 葉は3-8cm広卵型、枝先に濃紅色の花を
一個下向きに付ける花弁は完全に開かない、実は美味しそうにみえますが、美味しくない!
09/09/05 登山道蝶沢付近
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
Solidago virgaurea ssp.leiocarpa f. キク科 アキノキリンソウ属
アキノキリンソウの高山型 別名コガネギクとも呼ばれる。母種よりも背が低く
頭花が大きい。高山、高原の草地、礫地に生える、茎の高さ15ー30cmの多年草
09/09/05 蝶ヶ岳お花畑
ウサギギク(兎菊)
Arnica unalaschcensis var. tschonoskyi キク科ウサギギク属
高山帯の草地。高さ15ー30cm、先に黄色の頭花を一個つける。
茎葉は普通は対生し、さじ形で、うさぎの耳に葉が似ています。
09/09/05 蝶ヶ岳お花畑
ハクサンオミナエシ(白山女郎花)
Patrinia triloba オミナエシ科 オミナエシ属 (別名コキンレイカ)
高さ20-60cm 花径6-7mm 葉3-10cm掌状3-5中深裂、花期7-8月花冠は
5裂し基部に膨れたような小さな距がある、花序は集散状 小さな花が特徴
09/09/05 蝶ヶ岳登山道
ウラジロタデ(裏白蓼)のそう果
Pleuropteropyrum weyrichiiタデ科オンタデ属
高30-100cm下向きに毛が生える 葉は長楕円形で、葉柄は短く
先が尖る。花穂は円錐状で萼は5裂黄白色2-3mmで花弁はない葉の裏に毛が密生して白い
そう果(実)は6-8mmの赤暗褐色で艶がある。3個の翼がある。分布、北、本州、中部以北
09/09/05 蝶ヶ岳お花畑
ハッポウアザミ(八方薊)
Cirsium happoenseキク科アザミ属
高さ30-120cm花約3cm葉20-30cm 羽状中深裂、花期8-9月
茎は上部で分岐し薄いクモ毛が有る花は1-6個上横向きに付ける(立山薊の亜種)
09/09/05 登山道蝶沢付近
サンカヨウ(山荷葉)の果実
Diphylleia cymosa ssp. grayi メギ科サンカヨウ属
花期6-7月 山地、亜高山地 高さ30-60cm葉10cm-30cm腎円形葉は蕗とほぼ同じか
大きく2枚付き上の葉は小さい、茎の先に6弁お花を数個白花をつける。花後の実は藍色で食べられる。
09/09/05 登山道蝶沢付近
ヤマハッカ(山薄荷)
Plectranthus inflexus シソ科
ヤマハッカ属
高さ0.4ー1mの多年草。茎は四角形で、稜には下向きの毛がある。葉は対生し
長さ3-6cmほどの広卵形 で粗い鋸歯があり葉柄には翼がある。花期は9-10月で北・九
09/09/06 三股登山口
ヤマハハコ (山母子)
Anaphalis margaritacea
var.angustior キク科ヤマハハコ属
30-60cmほど、葉の裏には白色の綿毛が密生しています。7-9月頃
白い花弁のように見えるの、は総苞片が変化したもの淡黄色は管状花です。
09/09/06 三股登山口
ホシガラス(星 烏)(亜種)
Nucifraga caryocatactes カラス科ホシガラス属
全長35cm褐色の全身に星のように斑点があることから付いた和名、日本高山の針葉樹林に
生息するが、冬が近づくと低地に移り住むこともある、貯食の習性から這松の実などを埋める
あとで食べることもなく発芽させてしまうありがたい存在の野鳥です。「八方尾根の花の旅」より。
09/09/05 蝶ヶ岳山頂瞑想の丘付近